群馬県高崎市の農業法人・株式会社mino-lioは、循環型農業で栽培したいちごを県内の子ども食堂へ届けるため、クラウドファンディングサイト「READYFOR」で支援募集を開始しました。支援金1万円につき、支援者にはいちご250g×4パックが届き、約1.5kg(6パック相当)が子ども食堂へ寄贈されます。法人向け20万円コースでは、いちご狩り体験や約30kg分の寄贈が組み合わされています。
物価高騰の影響でいちごを含む食材価格が上昇するなか、多くの子ども食堂はボランティア運営で、十分な食材確保が難しい状況です。mino-lioは2024年の同様のクラウドファンディングで寄付を実現しており、今回は前橋・高崎・安中市の計20団体以上の子ども食堂や支援団体への寄贈がすでに決定しています。
同社の「ぐるりいちご農園」では、自動車ディーラーグループが回収したエンジンオイルを再生し、燃料などに活用する資源循環型の仕組みでハウスを運営。群馬県生まれの大粒品種「やよいひめ」と、濃厚な甘酸っぱさが特徴の「よつぼし」を栽培しており、「第2回全国いちご選手権」入賞実績もあります。
プロジェクトは、子どもたちに「食べ物の大切さ」「農業の重要性」「環境保護の必要性」を伝えることも目的としています。今後は群馬県内の社会福祉協議会や行政との連携を深め、書類審査とヒアリングで対象施設を選びながら、寄贈先を順次拡大していく方針です。循環型農業のモデル化が進めば、地域全体での温室効果ガス削減や安定的な食支援につながるかが注目されます。
【プロジェクト情報】
プロジェクト名:こども食堂に循環型農業から生まれた「地球想いのいちご」を届けたい!
クラウドファンディング期間:2025年12月1日開始
リターン発送予定:2026年1月中旬~4月下旬(クール便)
プロジェクト詳細:READYFOR内プロジェクトページ参照
source: PR TIMES
